中年からの語学修得 動機別の学習法とは 

語学学習の動機別アプローチ


  動機別勉強法

ある程度の年齢になってから「語学をやろう」と思い立つ人には、必ず
何か動機があると思います。

人が行動を起こす時の動機の強さでモチベーションの持続度合いが
決まりますが、学習法がその動機に旨くマッチしたものでないと、モチ
ベーションはあっという間に弱まってしまいます。


ですから、動機に合った勉強方法を選択することが、モチベーション
を維持し続けるための最初のポイントとなります。




管理人は、英語以外にも数種類の言語をかじっていますが、それぞれ
動機というか学ぶきっかけは違いました。


後になって、”ああしておけばよかった・・”ということも多々ありました
ので、その経験を振り返りながら、動機別の勉強法を考察してみたい
と思います。


なお、かなり私的感情も入らざるを得ないので、完全に「勝手格付け
的な感覚になりますこと、どうかご容赦ください。



ケース1. 突然海外赴任が決まった?

 → これは待った無しで、すぐさま渡航までの間、マンツーマンタイプ
 の会話スクール、もしくはスカイプを使用した通信講座(会話練習可)
 で会話に慣れていただくのが良いと思います。

 渡航すると、まず生活を立ち上げなければならないので、
 「サバイバル会話力」が必要になります。

 我々日本人の場合、英語圏なら何とかなるでしょうが、

 その他言語は辛いです。

 日本である程度練習して行っても、着任当初は全く通じず涙涙です。

 ただ、現地に行ってしばらく辛い時間を過ごせばそれこそ慣れますので、
 上達のスピードはあらゆるケースの中でも最も早い部類です。


→時間を節約する語学学習法へ



ケース2. (旅先などで)知り合った外人と話がしたくなった?

 → これ、特に異性間ではよくある話ですよね。

 ”旅先でのアバンチュール”といわれているやつです。

 私はこういったケース、全く否定しません。


 太古の昔から「語学の最良の先生はその言葉を話す恋人」と言われて
 います。会社命令での語学学習というのは、いわば業務命令をこなして
 いるのと同じですから、どちらかと言うと義務感がモチベーションになり
 ますが、異性の恋人は義務感ではなく理解し合いたいがため自発的に
 学びたいという崇高な動機付けになります。


 倫理的な問題に敢えて目をつぶらせてもらえば、語学学習の王道は

 その国の恋人を作ることに間違いありません。

 ただし、恋人を作ると簡単に言っても、その手の才能がある人と無い人
 がいますので、(私のように)才能の無い人は、やはり地道にこつこつ
 やっていくしか道は無いと思います。

 勉強法としては、目的が「より多くコミュニケーションをとりたい」なので、
 ひたすら基本構文と単語を暗記しまくるのが最も効率が良いでしょう。
 会話スクールに行くことも無駄ではないですが、会話量は十分足りて
 いるわけですから、それよりも正しい構文をひとつでも多く暗記して
 使ってみる方が実戦的です。

 

 たまにしか会えない相手で、会話量が不足するようであれば、
 オンライン英会話で会話量を確保しつつ、正しい構文を丸暗記するのが
 ベストなやり方かと思います。

 

 この組み合わせを続けていけば、たまに会う毎に(会話する毎に)、
 あなたがどんどん上達することに驚かれること間違い無しです。

 

 →正しい構文はこれ一冊で十分です。 
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ケース3. 外人の家族が増えることになった
      (親族の誰かが国際結婚、など)

→ これも最近急激に増えています。私の周りが適齢期のお子さんを
 持つ世代になってきたからそう思うのかも知れません。

 最近の子供たちは留学するケースがとても増えていますが、そこで恋人
 を作って帰国する際に一緒に連れてくる、とか、そのまま恋人の国に
 住み着いてしまう、といった話しをよく聞きます。

 住み場所をどこにするかは彼らの勝手ですが、やはり結婚するとなると、
 一度くらいは相手の外国人もこちらの親に面通しに来るでしょうし、親としても
 相手の国の自分の子供が住んでいる家に行って見てみたいでしょう。となると、
 全くその言葉ができないのは困るからちょっと勉強してみようか、という流れです。

 この手の話もよく聞くのですが、この動機の場合、余程しっかりやらないと、
 自分の利益にはあまり影響しないので、あまり進歩できないことになります。
 なぜなら、優秀な通訳てある息子・娘が必ずいるわけですから・・。

 やはり人間自分の生死に関わったり、利益に大きく関わるものでないと動かない
 ものです。


ケース4. 会社や生業での環境変化
 (1)社内でTOEIC高得点が昇進の条件になった?
 (2)会社が外資の傘下に入って社内公用語が英語になった?

 → この手の話も、ここ10年くらいで随分聞くようになりました。

 幸い私の勤務している会社はまだここまで踏み込んでいませんが、

 (1)など担当業務によっては全く英語が不要の人も含めて

 全員に対して課するのはやりすぎではないかと感じています。

 あくまで自己啓発との位置づけでいいと思いますけどね。




 (2)は、もう仕方がないですね。そうなってしまったら、外人のボスに対して
 徹底的に日和ることも社内処世術のひとつと思います。

 いわば「社内サバイバル」とも言えますので、

 上の「ケース1」と同じ感覚で考えればいいと思います。


 こうなったら、ビジネス英語の通信講座と会話スクール(スカイプ会話)
 の併用でいくのがベストと思います。また、TOEICのスコアアップに特化
 した通信講座もあるので、スコア重視であれば、ある程度テクニックを
 身につければそこそこの点は取れるでしょう。

他に考えられる動機もありますが、だいたいは上に挙げた動機の関連バ
ージョンですので、類推していただければ宜しいかと思います。