中年からの語学学習法 何とか手っ取り早く形にしたい

時間を節約する語学学習法


面倒くさがりの人御用達!
手っ取り早く上達する方法


「語学の勉強法に王道無し」 という意見もありますが、少なくとも
「なんとか早く使えるレベルまで」レベルアップする方法として、
以下の3つの方法がかなり有効と思います。



1.構文を暗記(暗誦)する

言語は会話の際には必ず文章になっています。
単語だけでは会話が成り立ちません。

ですから、語学の学習をする際には文法を習うのですが、文法を
頭で覚えても、実際に会話をするときに文法を考えながら話すことは
まずありません。

義務教育から英語を何年やっても一般の日本人が英語を話すことが
できないのはそのためです。

だから、文法を学びつつ、それに則った
フレーズを暗記してしまうのが話せるようになる近道だと思います。

ただ、丸暗記だと応用が利かないので、そのために文法をしっかり
合わせて覚えることが重要です。
どんな言語でも語学書が出ていれば、必ずその中に暗誦用の
基本構文集も出ていますので適度な量のものを購入して暗記して
みてください。

英語で言えば、駿台予備校の新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)?は
珠玉の名作だと思います。
文法を理解したうえで例文を暗誦すると、使おうと思ったときに
暗記した文章がすらすらと出てくるようになります。

私はこの本を大学受験の時に文法書として使っており暗記はしなかった
のですが、社会人になってから英語を勉強しようと思った時には再度
買い直して暗記に励みました。それからは話す時に、英文が自然に
出てくるようになり、少し楽になっていきました。

私の友人でTOEIC950オーバーがいるのですが、ほとんど文法はこの
「駿台700選だけ」と言っていました。彼は駐在経験もあるので、鵜呑みには
出来ませんが、参考になる意見だと思います。

今から考えると、私も受験生の頃のようにもっと若い頃から暗記しまくって
いたら、もう少し人生が変わっていたかもしれません。



2.とにかく単語を覚える

全く話すことができず会話か成り立たない状態を抜けだしてからは、
なんだかんだ言っても最後はやはり多くの頻出単語を知っていること
重要と思います。
単語を並べるだけでも何とか通じますし。

でも、暗記しておいてもいざ使おうと思うと忘れてしまいます。
特に、歳を取れば取るほど記憶力は衰えます。

どこかのレポートに、「記憶力は何歳になっても衰えない、体の機能が
使わないと退化するのと同じく、歳を取ると記憶するようなことも減る
ので記憶力が悪くなるように感じるだけだ」、という大胆な話が載って
おりました。

それは少々極端だと思いますが、日々記憶に励んでいれば衰えるのを
ある程度防ぐことは出来るように思います。


記憶した単語を忘れない

ようにするためには、繰り返し覚えて、かつその単語を口に出して
実際に使ってみるのが最も効果的といわれています。
(逆に言えば、機械的に暗記した単語は使わないとどんどん忘れて
いきます)

そのためにも「使う(会話の出来る)場所」を確保することは重要です。


別のページでも紹介しますが、最近大きな駅前などで時々見かける
「英会話カフェ」や、近くにそういった場所がないようであれば、格安で
マンツーマンの会話ができる「スカイプを利用したネットのサービス」を
利用することをお勧めします。



3.好きな曲を見つけて歌詞を覚える

だいたいどこの国の言葉でも歌詞に使われているのは、「普通の話し
言葉」です。

いわゆる教科書に出ているような書き言葉とは違うので、歌詞を覚えると
日常の話し言葉を文章丸ごと覚えることになります。

上記1.の基本構文を暗誦することも大事ですが、やはり教科書的な
文章を覚えるよりも、好きな曲の歌詞を覚える方がモチベーションも
保てますので、取り混ぜてやってみてください。

ただ、歌詞はスラングも多く、文法的にも若者言葉でめちゃくちゃだったり
しますので、曲はちゃんと選んでください。
せっかく覚えて使ってみたら相手の外人に眼を白黒されてしまうリスクが
あります。

英語だったら、ビートルズやカーペンターズのような比較的古めの曲の
方が、歌詞が綺麗なものが多いと思います。

また、イントネーションが重要な言語(アジア圏では多い)の場合、曲の
メロディと合わせて覚えられるので、一石二鳥状態です。



英語圏以外の国に赴任が決まったり、旅行に行くことになったりした場合、
とりあえず現地語の基本挨拶、数字を覚えるのは第一ですが、次に上記の
3つの方法を実践することによって、ある程度短期間に話すことができる
ようになります。

 

それから、以上の3項目はあくまでサバイバルのために
自分の意思を表現するためのエクササイズです。

 

聴く力は余りつかないので、同時にリスニング能力を高める訓練も行ってください。
 → ヒアリングマラソン
 → リスニングパワー